東京21法律事務所所属

弁護士 広津 佳子  Lawyer Keiko Hirotsu Official Site

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2016/3/21
和モダン
 2016年3月17日から3月21日まで、京都市勧業館みやこめっせで、「京表具のいま、和モダンの提案『もって帰って京都』展」が開催されていましたので、連休を利用して訪れました。
 
 表具とは、掛け軸、屏風、ふすま等を指します。開催者である京都表具協同組合の説明では、伝統産業業界の長きにわたる不況と後継者不足の打開策の1つとして、現代生活様式に採り入れられる仕様にし、あるいは伝統の技術を利用して新しい商品開発を試み、表具の技を活かした日常生活品を展示して現状打開の努力を続け、また、訪日外国人客に対する市場の開発を企図して、開催されているようです。

 出展作品の中には、最近のペットブームの流れから、ペットの写真を掛け軸にしたり、ペットの排泄場所を隠すためのちょっとした屏風、表具の技術を利用したゲージなどもありました。我々は間に合いませんでしたが、舞妓さんの舞台も定期的に催されているようです。

 千有余年の伝統を持つ京表具の工芸師の方の作品は、いずれも時間をかけて先人達の知恵を活かしながら製作され、すばらしいものばかりでした。
 
 物販コーナーでは、出展作品とは別にお手頃な商品も販売していました。私は、”和モダン”を生活に取り入れると楽しいかもと思い、また、司法修習時代にお世話になった京都の伝統産業にささやかな貢献になればと思い、色々見ていると、日本初の漫画と言われる鳥獣戯画の手ぬぐいとタオルを見つけて購入しました。鳥獣戯画のうさぎと西洋の音符を組み合わせてうさぎが楽しそうに踊っている図案で、結構気に入っています。
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