東京21法律事務所所属

弁護士 広津 佳子  Lawyer Keiko Hirotsu Official Site

ブログ
2018/1/27
日弁連女性副会長クォーター制
 昨年12月、日弁連は、男女共同参画推進特別措置として、女性副会長クォーター制を導入しました。日弁連の副会長は、現在13名で、全国の弁護士会の会長等が選出されているようですが、このクォーター制の導入により、現在の副会長の人数を2人増員して15人とし、副会長のうち2人以上は女性が選任されなければならないとする制度です。
 この特別枠の副会長は、副会長候補者推薦委員会で選出されるようですが、我々弁護士の間では、実際には、この推薦委員会にて、10年先まで候補者が決まっているという情報があります。
 
 この情報の真偽は分かりません。日弁連副会長にふさわしい女性弁護士の候補者を持続的に選出できないことがあるとすれば、日弁連として、男女共同参画推進特別措置が画餅になるおそれがあることから、現在までの活動や知見を踏まえ、日弁連副会長候補者の名前をピックアップしたものだという理解もできるところです。ただ、5年後、10年後の環境の変化の可能性、特にAIの導入が急速に進むことで、その頃に、我々弁護士の業務や求められる資質・能力は、劇的に変化していると思っています。よって、日弁連の執行部として内外から求められる資質や能力は、現在とは、かなり変わらざるを得ません。私は、劇的な変化の兆しを感じていて、AIに取って代わられることのない価値や業務は何であるのか、常に考えているところですが、日弁連の執行部の先生方からも、5年後、10年後に弁護士に求められる資質や能力について、話を聞いてみたいと思っています。
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