東京21法律事務所所属

弁護士 広津 佳子  Lawyer Keiko Hirotsu Official Site

ブログ
2017/5/13
トラりんとハイタッチ
 今年のゴールデンウィーク中、私は、京都国立博物館で開催中の海北友松展に足を運びました。海北友松は、狩野永徳や長谷川等伯と並び称される桃山画壇の巨匠です。近江浅井家の家臣の家に生まれた彼は、若年を東福寺で過ごしましたが、主家や兄が信長に滅ぼされるに及び、還俗して狩野派の門を敲き、画の道に進んだと伝えられています。

 海北友松の著名な作品の1つは、建仁寺の雲龍画です。その迫力に圧倒されました。龍を書かせれば日本一と称される理由を理解いたしました。

 海北友松の画を堪能して会場から出てくると、来場者が、とらの着ぐるみと握手をしておりました。この着ぐるみは、京都国立博物館のマスコットキャラクターの「トラりん」で、尾形光琳筆の竹虎図の「トラ」と、琳派の「りん」から名付けられ、京都国立博物館のホームページには、トラりんのブログまでありました。

 それにしても、京都国立博物館のマスコットキャラクターは、なぜ、「トラ」なのか。関西の京都にも、少なからず阪神タイガーズファンが多く、海北友松展を開催中とはいえ、龍(ドラゴン)では中日ドラゴンズに敬意を表することになってしまうためなのかもしれません。

 情熱的な阪神タイガーズファンの影響なのか、トラりんは、ノリノリで、我々とハイタッチをしてくれて、会場を出てからも博物館を楽しめました。
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