東京21法律事務所所属

弁護士 広津 佳子  Lawyer Keiko Hirotsu Official Site

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2015/7/20
七夕伝説
ちょっと時期的に遅いのですが、この連休に、七夕伝説のある星田妙見宮(大阪府交野市星田9-60-1)と星田神社(大阪府交野市星田2丁目5番14号)を訪れました。

 御朱印をいただく際に星田神社からいただいた説明文書や縁起書によると、空海が唱えた呪文によって交野ヶ原に北斗七星が降臨したという言い伝えが3箇所に残っていて、その1つが星田妙見宮だそうです。この星田妙見宮付近の妙見山は、中心の登龍の滝から外へえぐられた馬蹄形になっているところ、これは隕石が山の大部分を吹き飛ばしたことが原因であると判断され、専門家の計算によると、816年7月23日に北斗七星の方角から来たペルセウス流星群が隕石の正体ではないかと推定されているそうです。

 また、七夕伝説とのつながりは、羽衣伝説とのつながりのようです。滋賀県余呉湖・京都丹後には有名な8人の天女降臨伝説があり、8人の天女は北斗八星(北斗七星)から下りてきて、少年に衣を隠されて1人だけ帰れなくなり、天女と少年はついに夫婦となり、3年を経過して織女と彦星の七夕伝説となるわけですが、日本各地の羽衣伝説はストーリーが少しずつ違うものの、羽衣伝説のある土地には、物部氏が深く関わっているとのことです。この交野市にも、交野物部氏が生活され、星田妙見宮付近にて生活をしていた秦氏との関係等も歴史的に注目されているようです。

 確かに、登龍の滝付近は、816年頃に隕石が落ちたのであれば、地域の信仰の対象となりそうな厳粛な雰囲気がありました。
 アニメの北斗の拳では、人の動きの7つの死角をたどるという北斗七星転心という北斗神拳の奥義があり、その7つの死角をたどると北斗七星の形をしているそうですが、スマホを持たずに出かけた我々夫婦は、星田妙見宮にたどり付くまでに、非常に遠回りをし、梅雨明け宣言のされたこの連休の暑さで、少しバテました。
 我々夫婦は、北斗七星の”死角”に惑わされて、地図を読み間違えたのかもしれません。
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