東京21法律事務所所属

弁護士 広津 佳子  Lawyer Keiko Hirotsu Official Site

先日、家族用の携帯電話が行方不明になりました。私は、専ら家族に連絡をとるための携帯電話とそれ以外の業務のための電話の２台持っています。
　地下鉄に電話をしても届出がないと言われ、自宅の最寄り駅まで乗った自動車の中で携帯を鳴らしてみても着信音が聞こえてくることはありませんでした。
　行方不明の携帯電話は夫の子機扱いで、１ヶ月の通信使用量にかかわらず定額プランでした。在阪の夫との連絡に携帯電話は必須で、業務用の携帯電話とは契約会社が異なるので不便だと思い（夫負担の定額の月額料金より高くなる）、これ以上の捜索を諦めて、主契約者の夫に新たな電話の購入を依頼しました。

　携帯電話を購入してこちらに送付したという夫の連絡を受けて安心した私は、朝、家を出る前に玄関で靴を履こうとしていたところ、なにやら物体の存在に気づきました。なんと、行方の分からなくなっていた携帯電話だったのです。

　夫にさっそく見つかったことを報告すると、「新しく購入したら、７割方、行方知れずの携帯が出てくると思ったんだ。それが君だから。」と言われました。
　帰す言葉もありませんでしたが、ガラケーの携帯電話でも４万円ですので、痛い出費です。自分勝手であると思いつつ、夫に半分負担してくれないかと相談したところ、夫からは、「ホワイトデーのお返しとしても、３倍返しどころか、300倍返しやで。年利にしたら3600倍や。広津金融はほんまに怖いで。」とどこかのマンガに出てきていそうなセリフを返されました。もっとも、そう言いつつ気持ちよく(？)、出してくれました。感謝です。