東京21法律事務所所属

弁護士 広津 佳子  Lawyer Keiko Hirotsu Official Site

ブログ
2015/2/1
花束の思い出
  実は、先日は私の誕生日で、事務職員から花束を頂戴しました(私の実年齢は、プロフィールよりご確認をお願いします)。ご多分に漏れず、この歳になると夫を含む家族から花束をもらうこともなくなっていたのでうれしかったです。夫から花束をもらったのは、結婚2、3年の結婚記念にレストランで食事をしたのが最後の記憶です。この結婚記念には思い出深いエピソードがあります。

 この結婚記念のレストランでの食事の前に、夫からは、「食事に花束をつけておいたから」と言われていて、その値段も聞いておりました。食事中、夫がトイレに立った間に、大きな花束を持った店員が私のほうに近づいてきました。私は、「聞いていた値段からすると随分立派な花束だ。それに夫もいないし。ひょっとして夫のサプライズかも」と思っていると、その花束を持った店員は、私の前でくるりと方向を変え、隣のテーブルの男性(20代と思われる)に渡したのです。そして、男性は花束を店員から受け取ると、女性(やはり20代と思われる)に「結婚してください」とプロポーズをしたのが聞こえました。夫も席に戻り、その後の我々2人が、となりのテーブルの会話に耳をそばだてていたことは、言うまでもありません。

男性は、その日に至るまでの2人のヒストリーをまとめたと思われるフォトグラフを女性に渡し、2人で楽しそうに写真を見つつも、女性は感激のあまり涙しており、女性の「私でいいの」という何とも謙虚な言葉が何度も聞こえました。このエピソードの話になると、夫は、「あの女性『は』謙虚やったなあ」と言えば、私は、「あの男性『は』、釣った魚にえさをやっているんやろうなあ」と言い合っています。
 もっとも、結婚前にこんな素敵なサプライズを用意していたら、男性は、結婚後もこのレベルを維持するのはたいへんではないかと、余計な心配をしてしまうという点で夫と意見が一致しています。
 なお、店員は、その後、私に値段相応の花束をもってきてくれました。

 人のプロポーズの場面に遭遇したのは初めてでした。あの時のカップルは幸せに暮らしているのか、どんなサプライズをしているのかと、夫と話をいたしました。
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